いかに知らないか

だいたい海外の話と歴史の話をされると、自分では話すことがないので
黙って聞いていることのほうが多いですね。
高校で日本史を習わなかったのと、海外旅行には豪州にしか行った
ことがないからです。
だから、話を聞いていると本当におもしろい。
たとえば先日は、歴史についての話を聞いた。居酒屋で過ごす
3時間が、そのまま歴史講義と言ってもいいぐらいの質がある。
そういう人材に恵まれているのは、この世界にいるからですね。
ライターとして駆け出しのころ、酒があまり飲めないのに、
いつも最後まで上司や先輩についていっていました。
ひたすら話を聞いていました。
自分で経験したことのないことを、話を聞くことで擬似体験
できるんですから、こんなに刺激的なことはない。
ただ、切ないのは自分がいかに何も知らないかを、
その都度、嫌というほど思い知らされることです。
で、そのときは勉強したいな〜と思うのだけど、
3日後になると忘れていたりする。
今回は、現代史の「居酒屋講義」を聞いたので、次の日から
積んであった参考書を引っ張りだして読み始めた。
もう4日だから、まだ覚えていることになる。