よいものと長く付き合いたい

ぼくは気に入ったものを長く使うタイプ。
着る物、履く物、音楽などがそうだ。
よく親や友人から、「新しく買ったらどうか?」と言われるが、
大量消費社会を疑問視しているぼくは、よいものを長く使うことが
本当に豊かな生活だと思っている。
服なんて、今頃女性誌が「着まわしテク」みたいなことを
言っているが、ぼくなんか15年以上前からやっている。
「着まわし」というより、「着つづけ」に近いが……。
なにしろ、高校生のときなんか、その夏、冬、春秋で各1枚ずつ、
3つあればよかった。下はジーンズ1枚でOK。
履く物もそうですね。もうかなり長いこと買ってない。
靴底が磨り減って、溝がなくなってきたので、
雨や雪の日は、「全然勉強をしていない受験生」ぐらい
〝すべり〟まくることになる。
音楽もそうですね。頻繁にCDを買うことはない。
もはや誰が売れているのか、アーティストの名前ぐらいしかわからない。
だが、昔から好きな人は今もずっと好き。
良質なものと長く付き合うことが理想ですね。
良質なものを自分で評価できる確かな目を育てていきたい。