諦めぬ者たち

小幡佳代子、越本隆志という2人のスポーツ選手が
この土日、がんばった。
小幡選手はマラソン、越本選手はボクシングの選手。
越本選手のことはよく知らなかったけれど、小幡選手のことは
以前から気にかけていて、ブログにも書いたことがあった。
とにかく非常に安定した成績を残していて、棄権がない。
優勝したことはないはずだが、だいたい10位以内には必ず入る。
シドニー五輪のときは補欠選手だった。
そういう選手が粘り強く競技生活を続けた結果、今回の大阪国際
女子マラソンで、2位(日本人トップ)、自己ベストに遅れること
38秒という好記録を出した。
34歳という年齢を感じさせない走りだった。
一方、越本選手も35歳で世界チャンピオンになった。
彼は若いころ、ボクシングからも人生からも逃げてしまった
ことがあった。だから、
「1回逃げたから、もう逃げない」と心に誓い、
世界チャンピオンになることを絶対に諦めなかった。
彼ら2人が本格的に競技生活を始めてから、
たぶん15年ぐらい経っている。
とりわけ練習がハードで、選手寿命の短いマラソン、ボクシングという
競技のなかで、コツコツと自分の技術を磨いていったことを
想像すると、結果が出ることの大切さを思う。
そういうとき、自分を振り返って思う。
「7年やっただけで〝結果が出ない〟なんて言ってはいけないのだ」と。
また、明日からコツコツやれそうな気がしてきた。