映画『グッバイガール』で同居について考える

同居モノとでも言ったらいいのか。
この映画、ひょんなことから同居することになった男女が
恋に落ちていくまでの様子が生き生きと描かれている。
女は役者の恋人に逃げられてばかりの元ダンサー、
男はうだつの上がらない役者。
過去の経験が足かせになって、素直になれない女心が
よく伝わってくる。
そういう女性に優しく接する男の気持ちはいかばかりか。
そんな男と女の心の交流(心だけではないが)が
細やかに描かれている。
彼女のほうには、元夫との間にもうけた女児がいるのだが、
その女児と彼の交流にも心温まるものがある。
たまにはこういうホッとするのもみたいよね、
そういう感想を抱かせる映画だった。