総理総裁の権限が大きくなった

まあどうもこうも、私がどうこう言うまでもなく、
歴史的な総選挙で、自民党が歴史的な大勝を収めました。
ところで今回の一連の選挙騒動で気になったのは、候補者擁立にしても
なににしても、総理総裁の権限が非常に強くなったということ。
自民党の総裁ってそこまで権限があるんですね。
なんでも鶴の一声で決められるようだ。
んで、総理としても解散は言うに及ばず、内閣府の権限も大きい。
これは2000年に行われた省庁再編で内閣府ができて、
総理の権限が大きくなったということらしい。
昔、GHQが独裁で突っ走る国にしないため、総理の権限を小さくした。
けれど、省庁再編でまた総理の権限は大きくなったわけだ。
結果、自民党の総裁も権限が大きくなるのは当たり前だ。
それが小泉首相ヒトラーと揶揄される理由になっているわけだけど、
この傾向はあまりいいものじゃない。
そもそも国民は自民党総裁を選べないんですからね。
来年には総理総裁は交代する。
誰が総理になるのか。国民が本当によく見ておかないと、この国は
本当にまずい方向に行くような気がしてならないんです。
300弱の議席はちょっと多すぎた。
自民党政治には総論賛成、各論反対だが、総理だけは国民が
直接選びたいですよ。