どこにも行かない夏?

このあいだ、38万円のハサミを持っている店員がいる
お店で髪を切った話をした。
またそのお店に髪を切りに行ったのだけど、
また38万円ハサミ店員にやってもらうことになった。
彼女、ひととおりぼくの夏休みの遊び具合を聞いて
「私はこの夏はどこにも行ってない」っていうんです。
知るかって、言いたいところをぐっとこらえて聞いていた。
休みが週に一日しかないんですって。
「誰か私と代わって」って嘆くんです。
ぼくはこの夏、毎週どこかに遊びに行ってました。
正直、遊び倒しました。
うらやましいって、彼女、言うんですね。
「どこにも行ってない」じゃなくて、「どこにも行きたくなかった」
のでしょう?って思う。
その気になれば絶対行ける。
仕事が終わったその足で駆け出していける。
「行けない」んじゃない。「行かない」だけなんだ。
時間は絶対ある。
絶対あるんです。
時間がないといういいわけだけはぼくは絶対にしない。
遊ぶにも仕事をするにも。