そんなもんだよ しょうがない

春は心の病の季節とかで、うつ病になる人が増えるという。
そういう心の病になる人は、「昭和のいる・こいる」の
漫才を聞いたらいいんじゃないかなあと思う。
ボケのこいるさんのめちゃくちゃなトボケ具合がいい。
ボケではなく、トボケなんですよね。
キーワードは、
①なんでも同意②優柔不断③テキトー④諦め
の4つである。
「そりゃそーだ、そりゃそーだ」
「どうでもいいよ、どうでもいいよ」
「ああそうかいそうかい、はいはい」
「しょうがないよ、しょうがないよ」
「最近、暑いねえ」とツッコミののいるさんに振られると、
こいるさんが、
「そりゃそーだ、そりゃそーだ。夏に寒かったんじゃしょうがねえや」
と心無い返答をする。
「いま若い女の人は家事をしないんだってね」
と話を振ると、「しょうがないよ、しょうがないよ」
とやる。①〜④を繰り返していくのである。
この漫才形式は、人生において大事なことを語っている。
人生には、他の人と対立せず、切り詰めて物事を考えず、
テキトーに、諦めながら生きていくことが必要だからだ。
この逆をやると、うつ病になる。
ぼくはこの考え方を「昭和のいる・こいる的人生哲学」
と勝手に命名している。
彼らは「そんなもんだよ しょうがない」
というCDもリリースしている。
ぼくも気分が落ち込むとつぶやくことにしている。
「そんなもんだよ しょうがない」