映画『ターミナル』に思う

ああ、そういえば、こないだ『ターミナル』を観てきた。
トム・ハンクス氏とスピルバーグ氏によるものだ。
この映画、何がすごいってセットで空港をつくちゃったことだ。
何百億円っていう制作費をかけて空港をつくったのだ。
アメリカという国は70年代にモノづくりを諦めて、金融と
エンターテイメントに活路を見出そうとした。
いまや映画産業は自動車産業より多くの外貨を獲得している。
空港をつくるんだから、建設業者が儲かり、内装の会社が儲かり、
エキストラが何千人とギャランティーを貰える。
そこには雇用と消費が生み出される。
映画の内容より、そんなことをふと思い起こさせる
映画であった。