狙い撃ち募金

今日は珍しいことがあった。
なんと2分間で2回も「募金お願いします」と言われてしまったのだ。
交差点を渡るために横断歩道を二度渡らなければならなったのだが、
信号を待っていると、募金箱を持った人がやってきた。
イラクの子どもになんたらかんたら、ということらしいが、
よくわからない団体だったので断った。
それで一回横断歩道を渡って、もう一度渡ろうとしていたら、
同じボランティア団体の違うボランティアの人に話しかけられた。
「身分証明書もあります」といって、身分証明書を
ぼくに見せると、顔写真とボランティアなんとかと書いてあった。
それで、「300円でもいいですから」と言うのだ。
それを言うなら「100円でも」と言うべきだろう。
いまどき300円あったらラーメン食えますよ。
二度も募金を頼まれては断るわけにもいかず、
ぼくは観念していくらかの小銭を募金箱に入れた。
そしたら、そのボランティアは震える声で「ありがとう」と言った。
別にいい気持ちはしなかった。
それはいいとして、なんで二回も募金を頼まれるのだろう。
いい人そうな風体をしていたわけでもないし、
金持ちに見えることもないはずだ。
こういうときは、自然に「これは神さんが募金せえ」
ということなのだな、と思うことにしている。
しかしまあなんといいますか、最近の募金は
狙い撃ちでお願いするんですね。