大人の…

世に「大人の…」とうたい文句のつく商売は多い。
「大人の隠れ家」「大人の特選街」「大人のおもちゃ」…。
ぼくもちょっと「大人ビジネス」を考えてみた。
「大人の遊園地」
というのはどうだろうか。
「大人の…」というとすぐにエッチ系を想像する人
がいるが、これは至極まっとうなビジネスだ。
「大人の遊園地」は大人の社交場だ。
すべり台、ブランコ、ジャングルジムといった遊具を使って、
周囲の目を気にすることなく、存分に遊べるのだ。
場所は麻布十番で、地下にあるのが理想。
会員制で、年会費は15万円。
医者や弁護士が日ごろのストレスを発散するのに来る。
商談や接待の場として使うことも考えられる。
いわゆる「一見さん」はお断りで、紹介でのみ会員に
なることができるようにする。
客は55歳以上を想定。ゴールドカードを持っている人限定。
酒は出すが、おねえさんはいない。
遊具で遊ぶことのみを主眼とするのだ。
本当は、遊具で遊びたいのに周囲の目を気にして
しまう大人は多いと思う。
ストレス社会だから、そんな人たちに「大人の遊園地」で
思う存分童心に戻ってもらうのだ。
これは半分冗談だが、半分本気である。
麻布十番がダメなら、赤坂でもいいと思うのだが、
出資者がいたら、ぼくがプロデューサーになってもいいですよ。