『コラテラル』を観る

映画『コラテラル』を観た。
トム・クルーズが初の悪役を演じるということで、楽しみにしていた。
とはいえ、トム・クルーズは俳優としてそんなに好きではない。
でも、彼の役者という職業にかける情熱は伝わってくる。
プロ意識がすごいんですってね、あの人。
映画の興行宣伝のためなのか、「20キロの減量に挑戦」とか、
「空手を三ヶ月間みっちり練習した」とか、役づくりの
ために、がんばったよっていいますよね。
そういうのを、ある意味不器用なだけによくみえるのが、
トム・クルーズのような気がするのです。
今回の彼はロバート・デニーロを彷彿させる雰囲気で、
とてもよかった。『ラストサムライ』よりよかったですね。
コラテラル』は『ヒート』と同じ監督が撮っているためか、
銃声がすごいんですよ。
なんか心臓に直接響いてくるような銃声なので、劇場で見たほうが
断然たのしめると思う。
「冷酷な殺し屋」を演じるトム・クルーズの今後の悪役ぶりにも期待大。