深夜番組

毎週かかさず見ているテレビ番組は2,3しかないのだが、
その一つが、放送時間が深夜からゴールデンタイムになるという。
視聴率がいいからだと思うのだけれど、
深夜番組しか見られない、若いサラリーマンの
たのしみがどんどん少なくなっているようで切ない。
「ビデオに撮ればいいじゃないか」と言うかもしれない。
その通りなのだ。
だが、ビデオに撮るほどでもないのだ。
「だったらそんなに落胆するな」と言うかもしれない。
その通りなのだ。
だが、やはりオンタイムで、気楽に見たいのだ。
ビデオに撮るほどでもないが、気楽に見るものが
テレビ番組であるはずだ。
本当は若いサラリーマンたちが夜遅くまで
働いていることは異常なのだ。
ぼくの周りの友達はみな深夜まで働いてくたくただ。
将来の不安にかられて、心身ともに疲弊しきっている。
そんな人たちの一服の清涼剤が
深夜のおバカなテレビ番組だったのに。
きりきりと仕事をしているだけでは息がつまる。
ときにはバカになって心身ともに解放することが必要なのだ。