16人の顔

埼玉県草加市で2800万円が古紙の中に
見つかったが、持ち主が現れないので
市の財政に組み込まれたという。
持ち主が現れたことは現れた。
「心当たりがある」と16人が
名乗り出たというのだ。
こういうことをした場合、その人が
ウソをついていれば、詐欺罪に当たる。
この16人の中に本当に持ち主がいたかも
しれないが、たぶんそんなことはないだろう。
この16人の顔を見てみたい。
何ゆえに名乗り出たのであろうか。
名乗り出て、お金がその人に渡った瞬間に
マスコミに名前を公表され、
「本当か?」という世間の目に耐えて
いかなければならない。
ところで、この2800万円はたぶん
脱税か何かで、表に出せないお金だと思うのだが、
古紙として紛れ込ませる以外に
他に方法はなかったのかと思う。
大体100万円が新札で1センチの幅になるから、
積み上げると28センチになる。
けっこうな重さだ。
草加市で有効に使われることを願いたいと思う。