初めて会った人と

初めて会った人と、1時間話をしなければならないとする。
だいたい話は、次の4つに収束する。

1.酒が飲めるかどうか
2.どこに住んでいるのか、どこに職場があるのか
3.どういう電車の乗り継ぎで職場に行くのか
4.1と2と3の複合パターンで、「飲んで帰るとき、その帰路の
  行程がつらいかどうか」

「えー、わたしは山手線で新宿まで行って、そっからですね、
小田急線で町田まで行ってですね…」
といったことを、くどくど話すわけですな。
これらの話をしていると、だいたい1時間は持つ。
あと、今の時期ならば、「夏休みにどっか行くんですか」とか
「出身はどちらで? 故郷へは帰られるのですか?」
などということを訊ねる。
はっきり言ってどうでもいいようなことを話すわけですな。
当たり障りはないけれど、ほとんど生産性はない。
何も生まない。
そんな話じゃなくて、なんかもっと話すことがあるだろうに。
たとえば、小泉政権がいつまで続くかとか、
たとえば、アテネ五輪で誰が金メダルを取るかとか、
たとえば、カレーの付け合せは、福神漬けとらっきょの
どっちがいいかということについてだ。
もっと実のある話のできる、味な大人になりたいものですな。
…。……。
しまった…。
どうでもいいことをくどくど書いてしまった。