もとがわからなくなっている 

もとがわからなくなっていることってよくありますね。

パロディでやったものが本物になっているのとか。

「おおとりけいすけ」は、大鳥圭介という江戸時代の幕臣、医師、思想家が

もとなのだが、のちに出た漫才師の鳳啓介のほうが知られている。

漫才師の鳳啓介のほうは、大鳥圭介にちなんで名付けたらしい。

根津甚八は、俳優のほうが知られているが、

もとは真田十勇士のほうが先にあった。

パロディなどでは、元を知らないために面白みが出ないことがある。

みんなが知っている常識というのが、このごろどんどん減っている。

時代を共有しにくいのが今なのですねえ。