プロスポーツ団体の目的 

いまラグビーハンドボールなどプロスポーツリーグ、クラブを

つくろうという動きが加速している。

プロスポーツクラブは何を目的として活動するのか、

そこが定まっていないので迷走している団体もある。

プロスポーツのチームは企業体であるから利潤の追求が

目的という考え方があれば、勝利が目的というのもある。

チームの存続が目的だったり、そのスポーツ文化の創造という

目的をもつチームもある。

利潤の追求という一般の企業の論理をスポーツにそのまま

当てはめることはできないだろう。

利益がたくさん出るくらいなら、もっといい選手を獲得して

チーム強化に励んだり、練習環境を良くしたほうがいい。

そんな明日は状況が変わってしまうものよりも、

スポーツ文化の創造というものを目指した方がいい気がする。

その目的のためにチームの存続、利益の追求という手段がある

という感じだ。

プロスポーツの場合、スタジアムやテレビ、スマホの画面で見る

観客やスポンサーがいてこそ成り立つ。

そうしたステークホルダーを満足させることが必要だ。

満足させるには勝利が手っ取り早いが、それだけではない。

アスリートと触れ合える楽しみであったり、

チームが成長していくストーリーに参加できたりすることで

あったりする。

そうしてチーム存続し、関係する人に愛されることを目的とする。

それが文化になって、その競技をする人も増える。

「プロは勝たなければ」というが、プロこそ勝利以外のところが

重要なのである。

弱くても応援したくなるチームがあるのだ。