日本人を苦しめているひとつの言葉。
それが「他人に迷惑をかけるな」です。
これってみんな言うでしょ。
うちの子たちにはそれはいいません。
代わりに「自分がやってほしくないことは人にもするな」
と言っています。
他人に迷惑をかけてはいけないと思うから、
誰にも助けを求められないし、相談できない。
でも、迷惑と思うかどうかは、相手によるから
自分では判断できないんです。
たとえばね、「子どもに迷惑をかけたくない」っていうけど、
子どものほうが介護したい場合だってある。
純粋に親の役に立ちたい場合もあれば、
介護せずに亡くなったときに、
「自分は何もしなかった」と思いたくないから、
介護したいって場合もある。
これらの場合は、「迷惑」をかけるほど相手は喜ぶわけ。
相手が迷惑かどうかは自分では判断できないから、
自分を軸にするしかない。
自分が頼られて嬉しいんだったら、自分も
誰かに助けを求めればいいし、相談すればいいんです。