「結婚して子どもをつくる」を考える?

次に収入面。
欧米では収入が少ない人ほど、結婚が早くなるそうだ。
欧米では日本で高校を卒業するぐらいの年齢になると、
家を出て一人暮らしをするようになる。
すると、とたんに貧乏になるので、
ルームシェアをして生活する。
そんな中でいい相手がいれば結婚して、
生活費を効率的にして豊かさを得ようとする。
ところが、日本では親元でパラサイトしている子が多いため、
貧乏にもならず、結婚して生活レベルを上げる必要がない。
記事で年収最低700万円以上を結婚の条件とする女性の
話などを聞いてげんなりしている男性が多いのだが、
こういう人は特殊なのであって、一般的ではない。
こんなに稼げないから妻子は養えないと思っている。
養えないなら結婚も子供もあきらめて、
自分の趣味の世界で楽しめばいいやと思っている。
そこで結婚や子供はリスク、という考えになっていく。
しかし、女性のほうは自分も働けばいいやと思っているし、
実際に二人で働いて世帯収入が1000万円近くある、
家庭も結構ある。
それでも子供2人をしっかり育てていたりする。
趣味というが、子育てくらい奥深いものはない。
なんといったって、人間を育てるのだから。
生まれてから大きくなっていく様子を間近で見ることができる。
こんなにおもしろい趣味はないのである。
自分のためだけに使うお金は味気ない。
子供に限らないが、他の人のために使って相手に喜んでもらう。
そういうおもしろさは、趣味では得られないものだ。