リンゴのエチレンガス

リンゴという植物はおもしろい特性を持っている。
普通、果実はエチレンガスというガスを出して、
実を熟成させるのだが、リンゴだけは収穫後もエチレンガスを出す。
そのため、他の植物を置いておくと、早く熟成する。
桃やキュウイなど収穫後に早く熟成させたければ、
リンゴと一緒に置いておくと早く熟れる。
これがおもしろいことに、ジャガイモの場合は、
反対の作用を起こす。
ジャガイモとリンゴを一緒においておくと、
ジャガイモの芽が出なくなるのだ。
エチレンガスがジャガイモを休眠状態にしてしまうわけだね。
リンゴが収穫後もエチレンガスを出すというのはおもしろいし、
それがジャガイモにだけは反対の作用を及ぼすというのも
おもしろい。
どんな理由があるのだろう。