子どものころのイメージの影響

かつて上岡竜太郎が、こんなことを言っていた。
「ゴルフばかりしていると皮肉を言われるが、
ラソンをしているとすごいといわれる」
ゴルフだと、「ええですなあ、ゴルフばっかりして」
と嫌みを言われるのだそうだ。
彼にしてみれば、ゴルフもマラソンも自分の楽しみのために
やっているつもりなのに、評価がまるっきり違う。
日本では罰走とか、罰のために走ることを利用してきたから、
ただ走ることに苦しいイメージがある。
これって、文章を書くことにも通じる。
子どものころに反省文を書かされたり、
読みたくもない本を読んで感想文を書かされたり、
文章を書くことが楽しい思い出とセットになっておらず、
苦しい思い出とセットになってしまっている。
文章を書くのが苦手という人は、
そういう人が多いのではないかな。
そうでなく、強制されずにのびのびを作文をして、
いいところを褒めてもらった人は、きっと書くことが楽しくなる。
子どもにもそういうふうにもっていってあげたい。