流れに流されない

記事を書かせてもらっている月刊誌が今度、
隔月刊になるという。
1か月に1回だったものが、2か月に1回になる。
単純に考えたら収入が半分になる。
この月刊誌の仕事は収入の3割程度を占めていたので、
単純にいうと15%の収入ダウンになる。
痛いがしょうがない。
いま売れている雑誌でも全盛期の3分の1ぐらいだろう。
人口が減ったのに加えて、ネットでいくらかの雑誌の記事が
読めるので、それで十分という人たちが増えている。
こうなると、売れなくなると、取材費をかけられなくなり、
記事の質が落ちて、さらに売れなくなるという悪循環になる。
この動きは私のような一介のライターには
抗いようもない流れだ。
ただ、この流れに身を任せているわけにはいかない。
一方ではこの流れに流されないように必死でしがみついていく
ことも必要だろう。
ネットでは読めない記事に特化するか、
費用をかけないで記事を量産するしかない。
どっちも創意工夫でできるはずだ。