夏至

2017年は6月21日が夏至ということになっている。
夏至は昼の長さが一番長い日なわけだが、
この時期は日本では梅雨の時期にあたる。
昼の長さが一番長い日こそ、もっとも暑い日になりそうな
ものなのだが、そうはいかないからおもしろい。
だいたい2か月遅れで気温が日照時間の長さにおいついてくる。
8月に最も暑くなるのはそのためだ。
これは6月からだんだんと地面が温められていくから
なのだそうだ。
昼が一番長いということは、これ以降、どんどん昼の長さは
短くなっていき、7月や8月には日の入りもだんだん早くなる。
冬は逆に冬至の12月が最も昼の時間が短くなる。
ここからだんだん日照時間が短くなる。
そう考えたら、暑くなっていく最中に次の準備が始まっていて、
寒くなっていく最中にもそのまた次の準備が始まっているのだから、
何も気にとめることはない、万物は流転する。
「常ならず」と思えば、気が楽になるというものだ。