「キャプテン翼」が海外で受けた理由

海外の有名サッカー選手の中には、日本のサッカー漫画
キャプテン翼」を見て育った人も多いのだそうだ。
私も完全な「キャプつば世代」なので、
よく夕方のアニメを見ていた。
放課後は必ずサッカーをしていたから、
週末にソフトボールをやっていたが、
サッカーをやる時間のほうが長かったと思う。
キャプテン翼」の何がよかったかというと、
主人公の「大空翼」が快活だったこと。
それまでのスポーツ漫画の主人公は、悲壮感が漂っていた。
星飛雄馬にはじまり、伊達直人、「タッチ」の上杉達也でさえそうだ。
ドカベン山田太郎は「悟りの人」だが(笑))
ところが、大空翼は心底サッカーを楽しそうにプレーする。
スポーツは楽しむものという大前提がある欧米の選手には
そういうところが受け入れられたんではないかと思う。
その意味でいくと、いまアニメが放送されている
ラグビー漫画「ALL OUT!」の祇園なんかは、
大空翼を上回る、「スポーツが楽しくてしょうがない」人だ。
祇園くんがどこまで活躍できるか、見ものだ。