「リスクがあるのは全部やめてしまえ」という風潮 

夏本番で盆踊りに花火に海水浴と楽しいことがいっぱいだ。
でも、楽しいだけにリスクも付きまとう。
海水浴はサメが出るし、花火は火事の危険がつきまとうし、
最近は盆踊りも「騒音だ!」と言われるのだから、
ちょっとどうかしている。
花火なんか、禁止にする必要がどこにあるのだろう。
花火という遊びを通して、火の危険性を知る。
いまはIHのコンロが多いから、火を見ないで育つ子も多い。
そういう子に火は怖いものと教えるのに格好の機会なのだ。
盆踊りはそもそも霊を迎えるための踊りで、
先祖崇拝という古来日本人がもっていた精神性からいって
自然に受け入れられていたものだった。
それが騒音とは、そういう地域が他所から見てどう思われるか
想像できないのだろうか。
学校だってそうだ。
この夏、近くの川に入らないようにとのお達しが出た。
学校で水生生物を調べる授業があって、
そこでは川に入っているのにね。
学校が親を信用していないのだよね。
(まあ、学校を信用していない親も多いのだけど)
この「何かリスクがあるなら、ぜんぶやめてまえ」というのは、
日本社会をどんどん窮屈にしていく。
私はこういう風潮がまったく気に入らない。
私は私なりのやり方でこうした風潮に風穴を開けていきたい。