冬の賜物

いまこの時期が最も朝が遅い。
なんのことかというと、日の出の時刻だ。
これからどんどん日の出の時刻は早くなっていく。
すでに日の入りの時刻は11月下旬から12月上旬に
最も早い時期を過ぎ、いまはどんどん日の入りが遅くなっている。
これから夏至に向かって、昼の時間がどんどん長くなる。
地面が温められるその蓄積によって、気温が上がる。
2月が一番寒いような気がするが、水面下で(この場合は「地面下」で)
春への準備が着々と進められているわけだね。
これって、人の人生と同じだね。
しんどい時期が続いているように見えても、
ものごとが好転する準備が着々と水面下で進んでいて、
いつか気温が上がって、こうパーっと花が咲くという。
春の喜びは、冬の寒さの賜物ってことか。