幸せのキーワード

いま訳あって、刑務所や少女苑の話を聞いている。
少女苑とは少年院の女性バージョンだ。
ある少女園の園長がこういったという。
「彼女らはここではいい顔をしていても、
ここを出たら帰るところがないからまた戻ってくる。
家はあっても居場所がない。彼女らに本当に必要なのは
家じゃなく、<帰る場所>なのです」
ちゃんとした家に住んでいても、家庭の体をなしていない
家庭が増えているのかもしれない。
必要なのは家ではなく、家庭。
ハウスではなく、ホームだ。
自分を受け入れてくれる「居場所」だ。
自分を受け入れてくれる誰かがいることで、
人の心、情緒が安定する。
これは家庭でも学校でも職場でも同じだね。
「居場所」「受け入れる」
これらが人が幸せに暮らすための
キーワードなんだと思う。