小1脳の許容量

小学校で保護者主催の文化祭のような催しがある。
これにはやきそばやたこ焼きなどの模擬店が出る。
当然、有料なので100円、50円のお金のやり取りが発生する。
小1の長女には、よい機会なので、お金を持たせて買わせることに。
でも、小1ではまだ30、40、50という数字は出てこない。
なので、50円から100円までの計算が難しい。
1円玉が10枚で10円と同じ価値。
10円が10枚で100円と同じ価値。
と説明するのだが、本人には難しい様子だ。
まず「同じ価値」という意味がわからないようなのだ。
「50円玉をもって、20円のくじをやったら、おつりはいくら?」
「20円? 30円?」
という感じなのだ。
あれこれ教えていくと、
「あー、もうめんどくさい! もう買い物いかなくていい!」
と言い出した。
どうやら彼女の脳の許容量を超えてしまったらしい。
なんでも最初というのは難しいもの。
わかってしまったら、なんでもないことでもね。
小1というのは、こういうレベルなのだなとわかるから、
子育てというのはおもしろい。
自分の子だから、理解力に乏しいのかもしれないが。
自分が人生をやり直しているのを、客観的に見られるのが、
子育ての醍醐味かもしれないね。