不安を煽るのが企業のやり

いま次女が通っている幼稚園の教育方針がすばらしいので、
園長先生の話をもとにした本の企画を進めている。
先日は、園長先生に2時間びっちり話を聞くことができた。
年齢はだいぶ違うはずだが、持ってる危機感はかなり近い。
共感したのは、みな商売の宣伝文句に振り回されすぎだということ。
いまの世の中は、ものが売れないので、不安を煽る
ことでしか、消費意欲を喚起できないわけだ。
そのために、真実や正しい方向とは違うものが
流布されていて、知識がなければ簡単にだまされてしまう。
相手は心理学やマーケティングの手法を用いてくるのに、
こっちは丸腰で対峙しているのだから。
何もしないでいると、どんどん不安を煽られ、
人生が何も楽しくなく、貧乏な生活を強いられる。
企業もそれが悪意をもっているのではもちろんなく、
いいと思ってやっているからよけいタチが悪い。
「幼稚園本」は、なかなかよい本になりそうだ。
いまからこんな予感がするのは、なかなかないのですよ。