宿題代行サービスなる愚

世に宿題代行なるサービスがあるのだとか。
代行サービスもここまで来たか。
つねづね墓参り代行など、さまざまな代行サービスを見ながら、
「心はどこへ行った?」と思わずにいられなかった。
本人が行く、本人がやるからこそ、意味があり、相手に
気持ちが通じるものがたくさんあるのに。
その「本人がやるから意味がある」ものの最たるものが
宿題だよね。
これを受ける業者や頼む親がどういう動機でやっているのか
じっくり聞いてみたいと思う。
宿題代行は、夏休みの作文400字1枚4000円だそうだ。
中学生になると1枚5000円。高校生は6000円。
おい、ライターの仕事よりいいじゃんか!
実際、ライターでこのお仕事をやっている人もいるらしい。
もし子どもが夏休みの宿題ができないといってきたら、
「それを先生にそのまま伝えて恥をかいてきなさい」
とぼくなら言うね。
恥をかくことも大事よ。嫌な思いをするから、
次に嫌な思いをしないようになる。そこで学ぶわけだ。
でも、このサービスを依頼する親には別の動機が
あるのかもしれないので、それを知りたいなあ。