ゴーストライターとは

ある音楽家ゴーストライターを使って曲を
書かせていたということで話題になっています。
私も文章のほうのゴーストライターなので、
ゴーストライターについてちょっと書いてみます。
私は自分でゴーストライターだと言ってます。
「え、それ自分で言っちゃっていいんですか」
という人がいる。
そういう人は、他人を卑下するときに、
「あいつは所詮、ゴーストライター」というように使うことが多いので、
ゴーストライターにマイナスイメージを持っているのだろう。
でも、私はゴーストライターは必要だと思っている。
忙しくて書けない人がたくさんいるのです。
書けるけど、人がわかるように書けない人がいるのです。
でも、その人が言うことはとってもよいことで、
ぜひ他の人にもそのことを知ってもらいたいということがあるし、
おもしろいから、ぜひほかの人にも聞いてほしいと思う。
そういう人のお手伝いをさせてもらうという意識でいる。
それに、本は誰が書くかも重要だけど、
何が書いてあるかがより重要だ。
私はこれまで著者の息がかかってないものをつくって
著者の名前で売ったことは一度もない。
何らかの形で著者が実際に関与したものしか、
その著者の名前で売っていない。
名前だけ借りたことは一度もない。
他の人は知らないが、それだけは誓って言える。
これからもまだいくつかはゴーストライターとして書きます。
それは必要な仕事だと思うから。