スウェーデンの合理性

高負担だが、高福祉の国として知られるスウェーデン
最近は北欧のインテリアも人気が高い。
イケアはスウェーデンの企業で、日本でもたまに見かける。
サーブやボルボスウェーデンエリクソンもそうだ。
そのスウェーデンでは、いわゆる共通背番号制があって、
その番号で役所関係から、日々の購入までできてしまうらしい。
日本もそうなればいいのにね。
日本の場合、申請主義だから知らない人は権利を行使できない。
でも、知らない人が悪いとは言い切れない部分があって、
そういう情報弱者の人にも等しくサービスが行き届かないといけない。
スウェーデンでは、自分のナンバーによって、自分の身の回りのことが
いろいろ管理されているわけで、収入まで全部わかってしまうという。
彼らは合理的で、見られることには寛容。
だから、家でもカーテンを閉めない人も多いとか。
カーテンを閉めないから、道行く人と会うと挨拶をする。
近所の人とは顔見知りになる。そうやってコミュニティが形成されるわけだ。
便利さと心地よさがちょうど折り合うところで
社会のあり方が決まっている。
「それがスウェーデンの文化」っていってしまえばそれまだけど、
便利さの面では見習っていい部分がある。
日本も「マイナンバー」の導入を決議しようとしているけど、
少なくとも役所関係は格段に便利になるだろうね。
それ以上になると、日本ではどうかな。
便利さと心地よさって、二律背反のところもあるのでね。
どこに接点を求めるかは、今までみたいに政府が決めるんでなくて、
できるだけ市民が決められるといいのだけど。