「難しいものだなあ」

何か人からもらったときは、感想やお礼の言葉を述べるのは
当たり前と思うが、次に会ったときにそのことを話題にすることは少ない。
なので、私はもらったものは極力使うし、
身につけるものなら、次にその人に会うときに
「使っていますよ」ということをアピールしようと思っている。
あと、お茶受けが出たときなどは、極力食べるようにして、
「おいしい」と感想を言うようにしている。
でもたまにね、こういうときがある。
元政治家の先生のところに話を聴きにいったとき
お茶受けが出て、食べた後「これ、おいしいですね!」
と元気よくいったところ、その先生が秘書さんに向かって
「ほほう、そうかね。おーい、マキちゃん(秘書の名前)、
おいしいって言ってるよ」
しばらくして、
「おいしいってことは、もう一個ちょうだいってことだよ」
と言われ、赤面した。
自分があげたものについて感想を言ってもらうとうれしいから、
自分も言うようにしているのだけど、催促と取られるとは思わなかった。
「難しいものだなあ」という話です。