仕事で東京の高級住宅街を歩いている。
先日は１日に１０キロ歩いた。
これを週に１度でも続ければ、かなりの健康体になるのだろうけど、
もちろん、そういうわけにはいかない。
東京には有名な高級住宅街がいくつかある。
そういう土地を歩いていても、少しも羨ましくないのが不思議だ。
こんな豪邸に住んでいたら、相当、防犯に気をつけてくらさねば
ならず、気が休まらないんではないかな。
それに、どんなに駅から近くても、商店街が充実していても、都心に近くても
緑が少ないところには住みたくない。
もちろん、価値観、人生観の違いなだけなのだけど、
ちょっと歩けばすぐに雑木林があるいまの自宅がやっぱりいい。
東京は新宿御苑や皇居などがあって、大阪や名古屋に比べて
緑は多いと言われている。
でも、高級住宅街と言われているところでさえ、街路樹程度しかない。
それに意外と公園も少ない。地域の人たちが集まる場が少ない。
落ち葉を掃除せずともよく、煩わしい人間関係とも無縁の都市生活を
心地いいと思う人にはいい環境なのだろう。
それでもやっぱり、都会人にももっと緑で落ち着けるスペースが
住環境のすぐそばに必要ではないかなと思ったりする。
