帝京、完勝で決勝へ

今年はテレビでじっくり観戦です。
大学ラグビーの準決勝が行われました。
帝京が筑波を29−3で下し、危なげなく決勝進出しました!
序盤で2つのトライを取ったところで、安心してみていられました。
強力フォワード陣を前面に押し出す得意の形で、
対抗戦で11−0と苦戦した相手に完勝しました。
風上の前半からキックをほとんど使わず、フォワードが地道に
縦突進し、選手が倒れたところでのボール争奪戦で優位に立ったことで
ゲームを支配することができ、相手をノートライに
抑えることができました。


この試合、ちょっと涙腺が緩んだ瞬間がありました。
帝京の4年生の辻井という選手が、初めて公式戦に出場したのです。
部にはトップチームのAからEまでのランクがあるようですが、
辻井選手はCチームから抜擢されたようです。
4年間、一度もトップチームで出場できなかったのに、
最後のほうで、しかも国立で出場なんて素晴らしすぎる。
点差が開いたからとか、残り時間が少ないから出場できたわけでは
なさそうだから、実力だったわけです。
腐らずにやってたら報われる瞬間があるのですね。
なんかこういうのっていいなあと思うのです。


選手には油断も慢心も見られませんから、
3連覇が見えてきたように思えます。
とはいえ、決勝の相手の天理大は未知の相手だけにどうなるのか。
ボールを大きく動かしてくる戦術をどうやって防ぎ、
自分たちの得意な形にもっていくか。
対照的な戦い方で勝ち上がってきた両者だけに
8日の決勝戦がたのしみです。