「まがい」をどう減らす

10月1日から東京都でも暴力団排除条例というのが
施行になったのをご存知だろうか。
これでほぼ同じような条例が全国で出そろった形になる。
青少年への影響を排除することと、暴力団への利益供与の禁止などが
盛り込まれていて、違反すると市民や事業者にも罰則が与えられる。
プライベートでかかわる人は極めて少ないだろうが、
仕事となるとまったく意識しなくてよいという人はぐっと減る
のではないかと思う。
暴力団関係者が客として来た場合など、
利益供与にあたるのかどうか、微妙な場合があるからだ。
ゴルフ場に勤める知人の話では、「その筋の人はダメ」というは建前で、
実際はいっぱい来ているそうな。
警察から指導されたらどうするのか。
報復も予想されるだけに現場担当者はこわいでしょうね。
飲食業でも最近はみかじめ料、いわゆるショバ代を
払わなくなってきているらしい。
じわじわとしのぎ(稼ぎの手段)が減ってきた暴力団
投資などに手を出しているらしい。
昔から多かった保険金詐欺なんかはもはや学生や主婦が手を出すように
なってきているらしい。ネットでそういう情報がいくらでも流れている。
高校生にいたっては、それとわからずダフ屋行為をする子もいる。
飲食店でも「若い子のほうが怖いものがないから
暴力団よりむちゃくちゃをする」と恐れている。
暴力団まがいの行為をする市民の増殖をどう減らすか。
やっぱり経済的に苦しいのが背景なんだろうなあ。