戦友ではない!

うちの会社の上司は、ほんと憎めないところがある。
昔、週刊誌記者としてならした御仁なんだけど、
当時の編集者とたまに飲むことがあって昔話に花が咲くらしい。
よくも悪くも苦楽を共にしてきた仲間なわけですよ。
その編集者さんのほうが年上だし、使うほうと使われるほうという
関係はあるけれど、まあ、飲んでる席でもあるし、
多少のノスタルジーもあって、当時の編集者がね、
「俺は○○のこと(上司のこと)、戦友だと思っている」
と言ったんだって。それを受けて私の上司がね、
「戦友じゃないだろう。だって(うんぬんかんぬん)」
って返したんだって。
「そこは、戦友でいいじゃん!」
って思いましたね、私は。
なんで気持ちよく話ができないんかなあ。
「戦友」って簡単に言えないですよ。
よっぽど一緒に苦労したんだと思う。
それを「戦友じゃない!」ってね(笑)
まったく悪気ないんですよ。だからもう私笑ってしまってね。
素直なんだなあ。なんか少年みたいなところがある。
こういうのが魅力的な人っていうんだろうなあ。