東北・関東大震災③

電力不足の状況が続いている影響で、通勤電車の鉄道会社は
平常の5割程度の本数で運転した。
そのため、車内は混雑を極めた。
私の最寄り駅は始発から4駅目なので、まだ空いていたが、
新宿に近くなるに連れて、乗れない人が出ていた。
2時間かけてやっと職場に着いた。
通常より1時間近く多めにかかった。
帰りは自宅の最寄駅までの電車が、18〜22時の間で不通と
なるとのことなので、4時過ぎに事務所を出ようと思ったが、
ちょうど仕事の依頼が発生。
対応している間に、「休止前の最終電車が出た」との情報を得ました。
あとの電車は調布までしか行かないという。
17時過ぎに事務所を出たが、調布から8つ先の最寄り駅まで
どうやっていくか。
中央線で立川まで行こうと思ったが、新宿駅の中央線は超超大行列。
断念して、素直に調布に行くことに。
調布に着いたのが18時半過ぎ。
どこか少しでも近くに行くためにバス停を見てまわったが、
どこも大行列。意を決して16キロの道のりを歩くことにした。
結局、19時から歩き出して、家に着いたのが21時半過ぎ。
計4時間半かかった。
通勤に往復で6時間半かかったことになる。
久しぶりに体力の限界を感じた。
今後、同じ状況が続けば、自宅で仕事をすることも考えねばなるまい。
ただ、被災地のことを考えると、電力不足うんぬんで文句は言えない。
それに、毎日ほとんど歩くことなく、何十キロも離れた場所で
仕事をして、待つことなく電車に乗れること自体が
非常にめぐまれた環境であるのかもしれないと思ったりした。