東北・関東大地震①

3月11日の朝、コンビニでお昼ご飯に食べようとおにぎりを買ったとき、
レジに置かれていた「ニュージーランド地震のための寄付金箱」に、
この日はなぜか目にとまり、お釣りを投入しました。
その数時間後、職場で最初の揺れを感じました。
職場は皇居の北数キロにあり、駅でいうと御茶ノ水や神保町が最寄です。
デスクトップパソコンのモニターが激しく揺れ、
テーブルの上のお茶がこぼれ、本棚からいくつかの本が落ちてきました。
14時台に一度、15時台に1度、大きな揺れを感じました。
まるで大きな船に乗っているかのような大きな揺れです。
すぐにテレビをつけると津波の情報が報じられていました。
あとはみなさん、ご存知のとおりです。
通りには人が溢れ、どこかに向かって歩く人や右往左往する人が
見られました。車は渋滞で、コンビニの棚はからっぽ。
ほとんどの電車は止まっていましたが、21時半過ぎになって
普段使っている京王線が奇跡的に復旧したので、
22時半に事務所を出ました。
神保町駅につくと人影はまばら。
列に並んで辛抱強く待っていると、23時ごろやっと電車がきました。
その時点で車内の席は全部埋まり、立っている人もたくさんいました。
それからがひどかった。
九段下、市ヶ谷まではのろのろ運転にも関わらず、
乗車率はいわゆる「ギューギュー状態」。
胸がかなり圧迫され、息苦しい状態でした。
新宿駅も入場規制がかかっていました。
東京都下の自宅に着いたのは、午前1時半を回っていました。
家族の無事は電話で確認しましたが、顔を見て改めてホッとしました。