既存メディアの信頼度が低下している

既存のメディアの信頼度がこのところ低下していると感じる。
口の悪い人は、新聞・雑誌・テレビのことをマスコミならぬ
マスゴミ」と揶揄する。
たまに私も雑誌の仕事をさせていただくが、
「週刊誌」という言葉が信頼置けないものの代名詞になっているでは
ないかと思うぐらい、不信感が伝わってくる。
取材拒否されることも多い。
ネットでマスコミの取材や報道の姿勢の裏側が暴露されることも
しばしばで、「金儲けのためならなんでもやる人たち」と
思われている。はっきりいって悲しい。
どうせやるならよいものを、と考えたことが、
読者のためになっていないこともあるだろうし、
取材対象者の不利益につながることもあるかもしれない。
その点、マスコミの側に反省すべき比重が大きい。
信頼感の低下が販売部数減に如実に表れている。
今の時代、グレーは通用しない。
白か黒かはっきりさせ、クリーンな報道をするしかない。
そのせいで、各社が横並びでつまらない記事のオンパレードになっても
読者や視聴者が評価しないのだからしょうがない。
ただし、材料は同じでも切り口によってはおもしろい記事になる。
グレーで勝負するのではなく、頭を使い、新しい視点で勝負するのだ。
生き残るために、いかに頭を使うか。
そういう意味ではおもしろい時代になってきたといえるのかもしれない。