目標「W杯ベスト4」はまっとうだ

サッカーのワールドカップは来年、南アフリカで行なわれる。
すでに出場権を獲得している日本は、ベスト4の目標を掲げている。
無謀な目標として冷笑する人もいるが、
高い目標を掲げるのは当たり前のこと。
日本は2002年の自国開催でベスト16に入っている。
だから、ベスト8、ベスト4を目標は当然。
ベスト8を目指せば、がんばってベスト16ぐらいに入れる。
けれども、自国開催とはいえすでに一度ベスト16に入っているのだから
ベスト4を狙い、悪くてもベスト8を狙うのは指揮官としては当然。
いままでの代表監督が具体的な目標を掲げなかったことのほうがおかしい。
もちろん、ベスト4がどれくらい難しいかは
監督自身がもっとも理解しているはず。
証拠に、組み合わせが決まったとき、
「なんとか2位以内に入りたい」と言っている。
ベスト4がかなりの確率で達成できるなら「なんとか」という言葉は
出てこないはずである。
監督本人も「実際はそうとう厳しい」と思っている。
でも、選手に対して「ベスト16でいい」とは言えない。
今後半年間の奮起を選手に促す意味が大きいはず。
目標は夢物語ではあってはいけないが、小さすぎてもいけない。
前評判を覆す戦いをぜひ見せてほしい。