米雑学

米粒って、一粒でいくつの米ができるか知ってますか。
一粒から2000〜3000の米粒が獲れます。
これをそのまま田んぼに植えると、400万粒になります。
以後、3年で80億、4年で16兆です。
米一合はだいたいお茶碗に軽く2杯ぐらいですが、
だいたい米一合は6000粒だそうです。
ということは、一粒のお米から2年後に666合、
1升瓶に66本分の米が獲れる計算です。
現代の日本人は1日に平均してご飯を1合ぐらいしか食べていない
らしいから、結構な人のお腹を満たせます。
ちなみに、下級武士に配給された米は1日換算で男5合、女3合だった
そうである。「昔の人は大食いだったんだね」ということではない。
玄米は人間の活動に必要な栄養素がほとんど入っているんだって。
だから、玄米だけ食べていればよかったわけ。
その分、米の消費量も多かった。
宮沢賢治の例の「雨ニモ負ケズ」の詩の中に
「一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」とあるのもそのせい。
そう考えると、あの「まんが日本むかしばなし」の大盛りご飯も
うなずける気がする。
ただ、今は多くの人が玄米でなく、精米された米を食べている。
精米するとミネラルとかかなりの栄養素が失われるんだってね。
でも、精米の程度をすすめるほど味はおいしくなる。
どっちをとるか。悩ましい問題です。