疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の28
面白きこともなき世を面白く住みなすものは心なりけり
(by高杉晋作)
高杉晋作は幕末の志士。
辞世の句として詠んだと伝わっておりますが、
死の前年に詠んだとも言われ、下の句も彼を看病していた
人が加えたものという説がありますが、よくわかりません。
結核によって27歳で生涯を終えます。
激動の時代に生まれて、世の中は殺伐としていたんでしょう。
「おもしろきこともなき」と思ってもしょうがなかったでしょう。
でも、心のとらえかたでおもしろくできる
という境地に至ったのは、病がそうさせたのか。
そういう境地は、相田みつを氏の
幸せはいつも自分の心が決める
に通じるものがありますね。
おそらく仏教的なものの見方が反映されていると思います。
自分の取り方しだいで、おもしろくもつまらなくなるので、
ほとんどのことはとるに足りないこと――と修行を終えた僧なら
悟ることができるのでしょうが、そんなの一朝一夕にはできません。
でも、そういう考え方もあるかと考えて、
マネしてみることはできそうです。
ストレスがたまったときは、思い出したい言葉です。