府中刑務所の見学

刑務所見学いってきました。
国内最大規模の府中刑務所は、府中駅の北に位置し、
最寄り駅は北府中駅となっています。
収容人員は2842人。いまは約3000人いるらしい。
刑務官は572人もいる。
いわゆる前科2犯とか3犯とか、犯罪傾向が進んだ26歳以上の男子が
収容される。多くは麻薬と窃盗によるものだという。
午前9時半、受付を済ませると刑務所の建物に入る。
入口の建物はものすごく立派。これが刑務所かと思う。
会議室のようなところに通され、上記の解説を聞く。
そして、いよいよ刑務所内へ。
まず独居房を見学。3畳ほどの疂部屋だ。
そのあと、工場(パチスロ台解体リサイクル、木工など)や風呂、
運動場、体育館などを見てまわる。
興味深かったのは、自動車整備工場だ。
なんとここでは車検をやってくれる。
月曜に出して、戻ってくるのが金曜になるくらい
ちょっと時間はかかるけれども丁寧な仕事をするという。
気になるのが料金だが、
「そこはお客様しだいといいますか・・・」ということだった。
「へー、じゃあ民間よりちょっとは安くやってくれそうだな」と思った。
ちょっと選択肢に入れてみてもいいかもしんないと思った。
見学は意外とあっさり終わった。
以前、別の人の話では、前科3犯とか4犯という人は
凶悪犯というイメージがするんだけど、凶悪犯になると刑期も長いので、
そんなに何度も罪を犯すことが難しい。
逆に何度も犯罪をする人は軽微なものが多いらしい。
中でも多いのが窃盗で、府中刑務所での説明でも入所者の60%が
麻薬と窃盗の犯罪によるものということだった。
この2つは密接に結びついていて、麻薬を買うために窃盗を行い、
入所しても麻薬が断てないため、出所してすぐにまた窃盗を犯すのだ。
麻薬の常習性というのはそれほど怖いものなのだ。
麻薬関係がすごく多いということだから、私たちが思っている以上に
日本の麻薬汚染は進んでいる。


見学会が終わったあと、入所者がつくった様々なものが売られていたので、
子ども用に木のおもちゃを買って帰った。1575円也。
普通にできばえはよい。市中価格より2割ぐらい安い印象だ。
この日はテレビカメラも来ていて、夕方のニュースにしっかり
映ってしまった。ちょっとはずかしい。
いろいろと勉強になった見学でした。