高所恐怖症―私の場合―

先日、あるマンションの10階まで階段で上ったことがあった。
下が透けて見えるようないわゆるらせん階段ではないが、
らせん状に階段がつくられてあって胸より少し下の位置まで
壁があるような階段で、外がよく見えた。
だんだん上の階に行くごとに胸がドキドキする。
単に階段で上がったから息が上がっているのではないのが自分でわかる。
要は高いところが怖いんです。
ぼくはいま住んでいる3階が、
これまででもっとも高い位置にある棲家である。
「これ以上高い位置の部屋には住めないな」と思う。
たぶん、高いところが怖いといってもいろいろ種類があると思う。
ぼくの場合、ジェットコースターみたいな絶叫マシンはどちらかというと
好きなほうだが、いわゆる「バイキング」などのユラユラ系と
観覧車などのダラダラ系がダメ。
東京タワーとかランドマークタワーみたいに、
高さが実感できなくなるレベルになると逆に平気になる。
だから、飛行機はどっちかというと好きなほうである。
子供のころはジャングルジムの上などへっちゃらだった。
専門家に言わすと、高所恐怖症というのは平均台でも怖くてしかたない
人のレベルをいい、観覧車が怖いのは普通らしいのだが。
でも、ぼくはマンションの上の階のほうが怖い。
高いところが苦手な人でもマンションが怖い人は
あまり聞いたことがないけど、いるんでしょうか。
まあ、高層マンションには生涯住むことはないと思うからいいけど。