容赦のないおみくじ

元旦は何事もなく明けました。
年賀状はさすがに実家には届かなくなりました。
もちを食べ、おせちをつまむ。
午後は岡山県では有名な最上稲荷へ初詣。
行ったことがある人もいるかもしれませんが、
最上稲荷が寺だということを知っている人は意外と少ない。
神社ではなく、寺に初詣に行くわけです。
でも、鳥居があって、仁王像があって、稲荷だけに狐の像もある。
境内では線香がたかれ、人々はおみくじを引き、お神酒や甘酒を飲み、
鐘をつくこともできる。
鐘があるのがなによりも寺である証拠。
そんなわけで、今年もおみくじを引きました。
普通に「吉」でした。
やることなすこと普通にうまく行き、幸せな一年でしょう、だって。
「まあ、吉ぐらいよくあるわな」と思っていたら、
別働隊として先に来ていた兄の家族とその友人らは
8人中7人が「凶」を引いたんだって!
容赦ないです。
大凶を引いた人もいたらしい。
前に、誰だったか神社でアルバイトしている人に聞いたら、
「正月は吉関係を大量投入する。7割は吉のはず」といっていた。
確かに、凶ばっかり出るとこにはあんまり行きたくないもんね。
まあ、その神社や寺によって違いはあるだろうけど、
これだけ凶が出るところはあまり聞いたことがない。
私も近年は凶すら引いたことがない。
でもだからこそ「吉」の重みがあるのだ。
それを聞いて、「ああ、吉でよかった」と
ホッと胸をなでおろしたのでした。