ビールとゆでたまごとキャリア女性

沿線文化って言葉を聞いたことがありますか?
東京の中央線なんかでよく言われるんだけど、
沿線ごとに文化が違っているという話。


東京から北に向かうある路線を使っているNさんは、
京王線を使っているぼくには驚くことをいう。
なんつったって、「電車の社内で酒を飲むのは当たり前」というんだから。
京王線では車内はおろか、ホームでも飲んでる人を
見つけるのは至難の業です。
でも、小田急線でいうところの「ロマンスシート」方式である
その路線では気軽に酒を飲みながら帰れるのだという。
Nさんがおもしろいことをいう。


「こないだ、ものすごくキレイな、キャリアウーマン風の20代後半の
女性が缶ビールを飲んでいたんですよ。で、つまみも用意してる。
何を持ってたと思います? それがね……、ゆでたまごなんですよッ!」


ということであった。
ゆでたまごが駅に売ってあるんですって。
それって、「どうぞ駅や車内で飲んでください」ってことだよね。
そりゃ飲むわな。


20代女性が、ビールにゆでたまごか……


昔なら後ろ指を差された組み合わせだけど、いまは大丈夫ですね。
どんな人かぼくも見てみたかったなあ。


ぼくも一度、キャリアウーマンふうの30代前半女性が
テトリス」に夢中になっていたのを見たことがある。
ブロックが落ちてくるスピードは遅かった。
たぶん、昔流行ったときにやらなかった人だろう。


京王線には沿線文化というものはあまりないと思う。
新しい街が多いので、地方出身者が多いと思う。


ところで、ビールにゆでたまごは合うのだろうか。
今度試してみようか。