「誰でも割」申し込みました

携帯電話の不透明な料金体制を腹にすえかねていたところ、
やっとわが意を得たりのサービスが登場した。
KDDIの「誰でも割」だ。
これは2年間継続して契約することを条件に、基本料金を半分ぐらいまで
安くするというもので、他社も追随のかまえだ。
日々の基本料金が安くなるかわりに、解約するとその時点で
「9975円(税込)がかかることがあります」と書いてある。
KDDIのサイトには「かかります」と書いてあったのだが、
私が申し込むときの説明画面には「かかることがあります」とあった。
日本語においては、「こと」が入った場合、
「100%ではない」ことを意味する。
こういうのはいったい何なのでしょうね。
それはさておき、月に900円ぐらい基本料金が安くなるから、
11か月以上使っていれば、解約してももとは取れる計算だ。
最近、こういう商売は多い。
某賃貸マンションもそう。
入居するときは敷金礼金がいらないけれど、月々の家賃にその分が
乗っかっていたり、退去するときにお金がかかってくるという。
入ったはいいが、あとで出られなくなる。
口の悪い人は「ゴキブリホイホイ」という。
つまり、客の囲い込みなわけだ。
KDDIのサービスも基本的には、囲い込みである。
自分とこのをずっと使ってもらいたい、
日々の基本料を安くしても解約されて、他社に逃げられるよりまし
という考え方なのであろう。
もう一個、携帯電話事業で腹にすえかねることがある。
前々から言っているのだが、
携帯電話の使用料によって毎月加算されるポイントによって、
新しい携帯電話を購入するときの割引サービスが受けられることだ。
こういうまやかしはやめて、公明正大な基本料と通話料を
設定してほしい。
私の場合、機種を頻繁に変えないので、ポイントはつかなくてもいい。
新しい機種にする場合は3万円とか4万円で買ってもいいから、
日々の携帯電話を安く使えるようにしてほしい。
携帯電話会社はほぼ3つになったけれど、
行きつく先はどの社も安価な低額制なのだろうから、
その前にまっとうな料金体制にしてもらいたいものだ。