ジャパン、大敗

待ちに待ったラグビーW杯のジャパンの初戦。
相手は世界ランキング2位のオーストラリア。
実力差は祐ちゃんの早稲田野球部と東大野球部みたいなもの。
前にも書いたように、ツープラトン方式を採用し、この日の先発は
若手を中心にしたメンバー。
相手はいっぱい選手交代するのに、こっちは代わったのは一人だけ。
そういう戦略だから、91−3という敗戦もしょうがないかと思う。
ぼくとしては60点台ぐらいで抑えてくれないかなと期待してた。
でも終盤に守備が崩壊したときにはもう悔しくてしかたがなかった。
この日、解説の清宮氏(サントリーラグビー部監督)も
「勝つのは無理です」とハッキリ言っていた。
そういう試合に臨む選手たちの心境とはいったいどんなものなのか。
この試合でゲームキャプテンに選ばれたのが佐々木隆道選手。
早稲田の黄金期を支えた23歳だ。
清宮氏によると、いい言葉が次々と出てくる、本当にキャプテンらしい、
キャプテンなのだという。
その佐々木選手が試合後のインタビューではもう放心状態という感じで、
「あのー」を繰り返し、言葉が出てこない。
悔しさを通り越してパニックになっているようだった。
彼はこの試合で「日本のラグビーを変える」と言って臨んだ。
しかし、結果は大敗。
日本選手の中で本気で勝ちにいっていたのは彼だけだったのではないか。
スケジュールの問題とか、体のサイズを言い訳にしている限り、
日本は世界の強豪には絶対に勝てないだろう。
ジョン・カーワン日本代表監督は
「負けの文化から勝ちの文化に変えるんだ」といった。
注目度の低いラグビージャパンだが、世間の目を向けさせるには
勝利しかない。
12日深夜のフィジー戦に向けて、がんばれジャパン!