奇人たちの晩餐会

ちょっと前にテーマが重苦しい映画ばかり観ていたため
「もうおなかいっぱい」状態になってしまい、
最近さっぱり映画を観ていませんでした。
そんなときちょうどよかったのが本作。
フランス発のライトなコメディです。
出版業を営む主人公ブロシャンは奇人たちを集めた晩餐会を
開くのを趣味としている。
そこにあるひとりの奇人というか「おバカ」が登場する。
マッチ棒でエッフェル塔など有名な建築物の模型を
つくるのを趣味とするピニョンだ。
ブロシャンはゴルフで腰を痛めてしまい、大事な晩餐会に行くことが
できず、ピニョンと自宅で過ごすハメになってしまう。
ここから「おバカ」による「おバカな出来事」が
起こりまくるコメディなのです。
つまり、これこそが「奇人たちの晩餐会」なんですね。
夫婦の愛情や、そのもつれをうまくミックスした、
脚本が見事な作品です。
勘違いが予測不能の事態を生み、まったく思ってもみなかった
展開にまで発展するさまはご都合主義的だが、
それがこの映画のおもしろいところ。
映画というよりもコントじかけだから、
1時間ちょっとで気軽に見られるおススメ作品です。