がっかりすること

たまにメルマガやブログでおもしろいものを見つけると、
「これって本になるんじゃないか」と思う。
で、企画書に落とし込むぐらいになってよくよく調べていると、
「もう出てるじゃん!」ということがよくある。
仕掛けがものすごく早いですよ。
「みんな考えることは同じだな」と思う。
たぶん、メルマガばーっかりとか、ブログばーっかりを
チェックしている書籍の編集者がいるのだ。
ブログランキングで1位になったものとか、ブログ大賞を受賞した
ものが書籍化されるという流れはもうできあがった感じがする。
たまに人気を博しているブログでも、眉をひそめる内容のものがある。
芸能人や公的機関をやりだまにあげて揶揄、あるいは罵詈雑言の類で
おもしろがっているものもある。
そういうのがブログランキングで上位だと聞くと、
ものすごくがっかりする。
所詮は、人の苦労は蜜の味ということなのか。
ブログを読んで「そうだそうだ」って、日頃の鬱憤を晴らしたり、
溜飲を下げるようなことは、あまり健全ではないような気がする。
若手芸人は、「客いじりと下ネタはタブー」というのを聞いたことがある。
それなら誰でも簡単に笑いを取れるからだ。
ぼくは若手芸人ではないけれど、罵詈雑言や暴露ではないところで、
おもしろいと思えるものを書きたいなあ。
簡単なところに逃げてたら、あとで苦労しますからね。